幼馴染と彼氏の事情

その言葉に唖然とする友達。

「・・・ふっ・・・あははははっ!!!星華らしいーwww」
「え!?ちょ・・何で笑うのよ!?」
「だって・・・ドレスなんか借りればいいじゃんww」

まぁ・・・そうだけど。

「だって・・・借りる人もいないし・・・それに・・・。」
「それに?」
「お・・・踊れない。」

私は恥ずかしくなって俯いてしまった。

「なんで恥ずかしがるのー!あたしも踊れないよっ。踊りの練習彼氏さんに教えてもらえば?」

それが出来ないんだっつーの!!

「そんなの毎回彼に迷惑掛けるだけじゃん!!・・・出来れば当日うまく踊れてるようにしたいから・・・。」
「えー・・・じゃあさ、他に教えてくれる人いないの?」

そのとき一人だけ思い浮かんだ。

恭ちゃん・・・。


でもさっきの状況から話かけづらい・・・。

「うーん・・・いないかもw・・・それよりさ、踊りって何かプリントとかくれるのかな?」
「え?踊り・・・あ!えっと・・・担任に伝えればプリントもらえるって書いてあるよ!」
「わかった。ありがとう!」

とりあえず後で俊ちゃんにメールしてみよう。




ダンスパーティーかぁ・・・少し楽しみになってきたな・・。

「あの二人も参加するのかな・・。」


















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