Memory ~love again~ 1&2
side.美澪
=バン!!=
扉を開く音と同時に誰か入って来た。
絢「美澪ちゃん!」
誰かがあたしの名前を呼んで、両肩を掴まれた。
あたしの名前を知っているのは、あの2人だけのはず。それをわかっていて、あたしゎ目の前いる誰かわからない人を突き飛ばしてしまった。…だって…
「ィャ…こないで…。」
…だって今、あたしに近づいたら確実に死ぬ。なぜかは、よくわからないけど…そんな気がした。
唯「美澪…俺だ。こっち見ろ。」
無理やり声の主の方を向かされた。
唯「もう大丈夫だ。俺がここにいる。お前は1人じゃねぇ。俺が守ってやる。だから心配すんな。不安なことがあるなら全部俺に話せ。」
「唯夜…。」
唯夜ゎあたしをそっと抱きしめてくれた。唯夜の胸の中は、なんだかすごく落ち着いて、気づけば声を出して泣いていた。
そして、知らないうちに泣き疲れて眠ってしまった。