Memory ~love again~ 1&2
existence
side.美澪
聞いてしまった…。
あたしゎやっぱり…ここを出て行かなきゃ。
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目を開けるとそこは、あたしの部屋だった。
あたしゎここから早く出て行こうと思って、部屋のドアに手を掛けた。そして少し開けた時…
椎「今度は俺らが殺られるかもな。」
唯「あぁ、あるかもな………。」
聞いてしまった…。
ここから出ていけ!とでも言う言葉。
=ガタッ=
あたしゎ一気に力が抜けて、ドアに掛けていた手を降ろした。その時、棚にあった鍵の掛かった、あの小さな箱に手が当たり落ちてしまった。
あたしゎその箱を見たとき、早くここを出なきゃ!って、そう思った。だから、あの大きなバックを探したけど、どこにも無かった。
=バタンッ=
?「探してんのはこれか?」
「…?!…唯…夜。」
部屋のドアを閉めて、あたしの探していたバックを持っている唯夜がいた。
あたしは思わず後ずさりしてしまった。
唯「なんで逃げる?」
「…バック返して。」
あたしは必死に話をそらした。
唯「それは答えじゃないだろ。俺が今聞いてんのは、なんで逃げてんのかだ。」
唯夜は、あたしの目を真っ直ぐ見て聞いてきた。