空の下のあの公園で
バイトを終え冷えたジュースを2つ買い公園へ向かった
もう本当に日課だ
公園には相変わらずあいつがいて俺は可笑しくも少し笑ってしまった
気温わかってるのか?あいつ…
『よう。死んでないか?』
そう言うと振り向いたこいつにジュースを軽く投げ渡した
『やる。お前干からびんぞ』
ジュースを受け取ったこいつは『ありがとうございます』と嬉しそうに笑った
隣のブランコに座り軽く漕ぐと生暖かい風が当たる
ふと、横を見ると汗ひとつかかずただ空を見上げていた
『暑くないの?』
『暑いですよ?』
¨なに言ってんですか?暑いに決まってるでしょ¨と言わんばかりにそう言ったけど全然そうには見えない
『てかお前なんで夏休みなのに制服?』
『はは、本当だ』
『いや本当だってなんだよ……』