空の下のあの公園で
気づいたら時間はもう2時を回っていた
『お前飯は?食いに行かね?』
一体いつからいるのかわからないけど一応誘ってみた
まぁ返ってくる言葉は…
『いいです』
わかってるけど…
『つか、お前携帯とか持ってる?』
『持ってないですよ?』
『まじかよ』
本当に今の高校生か?
携帯もないって…あり得る?
『おかしかったですか?』
驚いた顔をした俺を見てこいつは不思議そうな顔をした
『いや、別に……元々お前おかしいし…』
『え?』
『いや、こっちの話』
ジュースを飲み干すと俺はブランコを降りた
『暑ッ………』
パタパタと胸元を服で仰いで顔を歪めた
日陰1つないこの場所は炎天下の中じゃ厳しすぎる