空の下のあの公園で
『ちょー暑いで俺帰る』
『そうですか』
『そうですか…ってお前本当人間か?俺時々お前が人間じゃないように思える』
……頭おかしすぎて
『なに言ってるんですかー』
『お前な、よく聞けよ?』
『はい』
こいつは俺に顔を向けきょとんとした
『お前は高校生なわけで10代だ』
『はい』
『高校生ってのはこう毎日公園には来ない。つか夏休みなら制服着ない』
『はい』
『それに携帯も持つ』
『そうですか』
『だーかーらー!!!
そうですかじゃなくて!!お前は今時の高校生か?ってぐらいなんかおかしいんだよって!!!!』
暑いのに大声出して余計に暑くなる
ぶっ倒れる寸前
『あなたも大学生なのにほぼ毎日公園にいるじゃないですか』
『………』
『………?』
『お前あぁ言えばこう言うってよく言われない?』
『言われないです』
『…はぁ…もういいよ。お前干からびろ
じゃあな』
まったくこの天然野郎と一緒にいると疲れる
これは重症な天然だ