空の下のあの公園で
『じゃ俺そろそろ帰るな。明日朝1で講義なんだよ』
軽く欠伸をしてブランコから降りる
辺りは薄いオレンジ色に染まっている
『じゃあな』
『あの』
『あ?』
『明日も来ますか?』
『さっきも言っただろ
お前友達いなさそうだから来てやるって』
そう言い残して公園を出た
¨明日も来ますか?¨
あんなこと言うあいつは初めてだ
あんな顔されたら¨また来てやる¨って言うしかなかった
この日俺はお前がなにか抱え込んでいるんじゃないかって思った
なにもかも自分が背負って
¨1人にしないで¨って心が訴えている
わかんだよ俺
くどいようだけど俺とお前似てるから
俺はスッキリしないまま家路を歩いた…ー