空の下のあの公園で
『誰?』
会ったことない女にいきなり名前で呼ばれ別にそんなのは気にしない俺だがイライラにイライラが重なる
『ごっ…ごめんなさい!!私、時坂 亜美(アミ)です!!!!』
俺はそれを無視して敦に視線を移す
敦は特になにも気にせず飯を食っている
『あ!亜美ちゃんも座って!!』
『あっ………ありがとうございます』
敦に言われ顔を赤らめて座ると女は遠慮がちに食事を取り始めた
『なに?敦の新しい彼女?』
『ちげーよ!!!俺まだ彼女と続いてるし。亜美ちゃんは彼女の友達。どうやら楊のこと好きみたいなんだよ。だからせめてメル友ぐらいにはなってやれよ!な?
お前年中フリーなんだから!!』
ひそひそ話す敦
ふざけんじゃねー…
『俺はお前が昼飯奢るつったから来たんだよ!!!』
『お前だったら最初から亜美ちゃん来るって言ったら来てたかよ?』
敦は何故か半ばキレ気味で言ってきた
『俺戻る。ふざけんな』
1口も食わないまま席を立つと敦が咄嗟に腕を掴んできた