空の下のあの公園で
『お前は変わったよ家族が死んでから
嬉しいなら笑えよ。辛いなら泣けよ
お前は………お前だろ?』
『…っせーんだよ』
『あ?』
『うっせーつってんだよ!!
わかったかのようにぬかしてんじゃねーよ!!お前に俺の何がわかんだよ!?』
『あぁ、わかんねーよお前の気持ちなんてな!!!
けどよ……一緒に背負ってやれることはできんだよ!!!!』
『………ッ』
うざい
堪らなくうざい
なのに
どうしてこれ以上言い返せなかったんだろう?
しばらくの沈黙の後敦は携帯で家に電話した
15分後大学まで迎えに来てくれた敦のお姉さんの車に乗り敦の家に向かった
『楊君久しぶりだね。体調は大丈夫?』
『あ………はい。なんかすいません』
『謝らないで!敦のバカがいつもお世話になってるんだから!!!』
『ちょーお前黙れよ』
『お前言うな言ったでしょ!??』
『お前!お前!お前!お前!お前!お前!』
『………………』
敦とお姉さんが喧嘩している様子をなんとなく自分と兄貴の姿と重ねて見ていた…
なんとも言えない感情がグッと込み上げてきた