空の下のあの公園で
なにからなにまで世話になりっぱなしだ
俺はベッドから出るとお粥を口にした
食欲はなかったため半分しか食べれなかったが久々の誰かの手料理に少しだけ笑顔がこぼれた
薬を飲み再び布団に入り敦の帰りを待とうと思ったがいつの間にか眠っていた
………
………ー
『………ん……』
目が覚めると朝だった
時計を見ると9時間24分
土曜日のため大学はないけどバイトが10時からある
『あ……』
そういえば敦は?
俺は起き上がってベッドから降りた
『痛ッ――ー!!!!!』
『え?』
途端下から悲鳴が聞こえ下を見ると俺の足の下で腹をおさえる敦の姿があった
『ごめん…まさかここで寝てるとは……』
慌てて足をどけると敦はムクッと起き上がった