空の下のあの公園で


『僕と似てるんですか?』


『多分な…それとお前はなんで毎日空を見上げてんだよ?嫌いなんだろ?』


『いつか……いつか飛ぶためです』


『飛ぶ?空をか?』


『はい』


『飛行機か?バンジージャンプか?』

そう聞くと¨まさか¨と小さく笑った


『じゃ、なんだよ』


『内緒です』


『あっそ』


『1つ聞いていいですか?』


『なんだよ』


『僕のことどう思います?』


『バカ、アホ、生意気、変なやつ』


『たくさんありますね』


『あぁ』

………ー
   ………

結局こんだけ話してわかったことは
空が嫌いな理由と空を眺める理由だけ

しかもほとんど回答になってない

この日も俺から『帰るな』と家に戻ったけどなんとなく後ろ髪ひかれるような感じがした


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