ずっとあなたのことが大好きです。
「ただいま」
そう言っても「おかえり」と言ってくれる人はいない。
この事は流聖も知らないことだ。
しんみりとした家の中、テレビから聞こえる笑い声。
なんか寂しいなあ・・。
そう思いつつ、晩御飯をテーブルにならべる。
ご飯を食べようとしたとき携帯のランプがひかってるのに気づいた。
そこには『流聖』の文字。
早速携帯を開きメールを確認すると
『今日は楽しかったな!大丈夫か?』
と書かれていた。
普段メールしない私は慣れない手つきでメールを返す。
『うん楽しかったね☆大丈夫だよ!』
メールを送信するとすぐに返信がきた。
『そっか!よかった(^^)また明日な!おやすみ』
『また明日!おやすみ☆』
そう返信して私は眠りについた。


次の日学校の昼休みに流聖が机のとこまできた。
「なあ美月。ちょっと話あるから屋上まできて」
「あうん!」
屋上に行きしばらく沈黙が続く中沈黙をやぶったのは流聖だった。

「あのな・・」
「うん」
なにかいいたそうな顔して私を見る。
「どしたの?」
「俺・・美月のこと好きだ」
今なんていった・・?
「え?」
「だから好き」
流聖が・・?私を・・?
「ずっと友達として守ってきたけど彼氏としてお前を守りたい」
流聖の真剣なまなざしにドキドキする。
「俺に美月を守らせて?」
流聖のその言葉を信じてみようと思った。
「私でよければお願いします・・・」
すると流聖はいきなり抱きしめてきた。
「俺、絶対美月のこと守る。約束するから」
耳元でそうつぶやかれた。
やばい~・・・思考停止するって・・・。
「うん・・・」
「よし、じゃあ教室もどろっか」
「うん!」
付き合ってるのを内緒にして別々な道で教室に戻った。
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