【完】青空星
いつものエレベーターの前に立つ。
しかし、今日は昴君の姿は見当たらない。
教室にも行ってみるが、昴君の姿はなかった。
結局、昴君は授業が始まっても来なかった。
私が悪いんだよね…。
昴君にあんなひどいことを言った私が、
今、この場所にいてもいいのだろうか。
昴君は、今どこにいて、何を考えているのだろう。
もし、私のせいで昴君は深く傷ついて、
この場所に来ていないのだとしたら、
私は、
最低な人間だ。