【完】青空星
「それでぇ、なんでその美織っていう子は涙目だったんだ??」
「私もそこからは知らないの…」
「昴おまえは??」
しかし、昴君は黙ったままだった。
「おい、昴、何か言えよ!!」
私はただ昴君を見つめた。
そんなに言えない事でもあったのかな。
そりゃそうだよね。
泣くぐらいだもん。
「まぁ、ムリに話さなくてもいいんじゃないかな??」
「告白されたんだ」
私の言葉の後に続けて昴君が話した。
“俺のこと…、好きみたいなんだよ…”
昴君の言った言葉を思い出す。
「で、返事はなんてしたんだ??」