姫君と武将の幼なじみの恋事情
二人の出会いと幼少時代

道場の優秀な門下生と迷い込んだ姫君

時は戦国時代多くの武将が世にはばかる中に一つの国である日向(ヒュウガ)の国と呼ばれる城下町に道場がありそこに最年少7歳の少年がいた。
彼は矢代嘉野丞(ヤシロヨシノジョウ)といい最高指揮官の息子で三人兄弟の末息子で教養が高く礼儀正しく気品がある人物だった。
彼は誰よりも純粋で人一倍努力をしていて毎日剣術や弓道をしていて字を書くのもとても綺麗に書き何よりも鍛練を欠かさなかった。
『ここは何をするところなのかそこにいるのはどうして先程から竹刀を降り続けながら私が来たことに心底驚いた顔をしているの?』
「暢気なここは女性がのこのこと来るような所では神聖な道場にあなたのような女性が入るなど言語道断ですから何をしているのですか?」
『失礼な私は道に迷ってしまいここに入り込んでしまっただけであなたこそ一人でこんなに夕刻に訓練など危険なのではないですか?』
「自己紹介が先なはず私は矢代嘉野丞といいここの門下生で人よりも歳がしたなため私は毎日努力して夜まで訓練をしています」
『私は日向の国の姫の椿(ツバキ)と申しますがあなたは先程から竹刀を振っておられるようですがあなたは武士の子息なのですか?』
すると彼は訓練具を片付けながら帰り支度をしていて支度をおえると城まで送るといい手をひいて歩きながら二人で城へ向かっていた。


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