Must not say.
あんな風に笑う彼女は

普通にしていれば異性にも・・・いや、同性にも好まれるような存在になるんじゃないかと思うくらい綺麗。



それなのに彼女は教室でも独り。


・・・いや、僕と屋上で会う以外、

ほぼ100%の確立で独りだ。



誰とも会話をしない。

今のように笑うことも少ない。



人を寄せ付けないオーラを持っている訳ではないのに、彼女の周りには人が居ない。





・・・・・・何故だ?


その問題はすぐに解けた。




透き通ったように黒く、世界の全てを見透かしているかのような、あの瞳。



あの瞳を見た奴等はみんな

血相を変えてその場を立ち去る。





・・・じゃあ、僕は??


この問題を解くのには

まだまだ時間がかかりそうだ・・・。
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