Must not say.

Her side

その日の昼休み、彼からメールが来た。



『タイムリミット・・・あと2分』

・・・えっ!?


教室を見回してみると、いつの間にか彼の姿はなくなっていた。


さっきまで居たはずなのに。



・・・って急がなきゃ!


売店までひたすら走る。

息ができなくなるくらい苦しくても、走る。



・・・・・・あれ??

メールにはまだ続きがあったような・・・。


もう一度、メールを確認してみる。



『あと2分――――――


 
 ・・・・・・・木洩れ日の当たる椅子で待つ』



木洩れ日・・・?

なぞなぞだろうか。


木・・・  陽・・・  椅子・・・



もしかして・・・!?
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