Must not say.
第二章
「ねぇねぇ、昨日掲示板見た?」


「当たり前じゃん!
 見てみろてURL送られて来たし!」




朝から掲示板だの何だのって

よくわからないことを口にしているクラスメートたち。




「でもあれって、本当に居るのかなぁ・・・??」



あれ・・・

あれって何だろう。



まぁいいや。

私には関係ないのだから。




チャイムが鳴り、

いつも通り授業が始まる。



私はいつも通り、空を見上げる。



今日は久々の雨模様。

・・・あ、傘。

忘れた・・・・・・。


帰りまでに雨があがるように

私はてるてる坊主を作り始めた。
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