かわいい彼女はキャバ嬢
「カッコいい~!」

「めっちゃ好み~」

「髪の毛めっちゃきれい」

「利香、あの人カッコいいね」

「うん。」

「静かにしろー!」

「名前を言ってもらうからな」

「転校生、黒板に名前を書いてください」

「早矢仕 拓斗」

「珍しい名前だな」

「はい。」

「それより、席はどこにしようかな~?」

「スタスタ」

「俺、ここの席にします。」

「そうか」

「川内、その人が隣に座ってもいいか?」

「私は、別にいいですけど」

「じゃあ、そこに決まりだ」

「川内、早矢仕に学校案内してやれ」

「頼んだぞ。よろしくな」

「じゃあ、授業は終わり」

「えーっ!」

「先生、授業終わるの早くないですか?」

「あっ、みんなに言うの忘れてたな」

「今日は、先生たちの大事な会議があるから
もう、授業は終わりだ」

「先に、帰りのあいさつするぞー」

「さようなら」

「さようなら」

「よっしゃ~」

「今日は、早く帰れるぞー」

「晴美~一緒に帰ろ!」

「うん、一緒に帰ろ」

その時・・・

「川内さん。少し来てくれませんか?」

「えっ」

「晴美行ってきなよ」

「えっ、でもー」

「いいから、いいから」

「うん」

「じゃあ、私先に帰るね」

「バイバイ」

「ばいばい」
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