甘くなんかない


そして無情にも翌朝。
母さんが叫んだ。
「みぃ~きぃ!光喜!!ほら、コレ!」

母さんはチョコレートを差し出した。台所からは甘い匂いがしていた。

「ポストに入ってたわよ!」

< 9 / 11 >

この作品をシェア

pagetop