Jelly Beans
アッキ-の潔さはほれぼれする。

助け船は出さない代わりに背中を押してくれる。


「うん、そうだよな、

 もうすぐ引退だって言うのにこんなことやってる場合じゃない

 おれもそう思ってたんだ。」

「ありがと、それと今日はごめんな。」


笑顔になって去っていく遊歩君を見ながら。


「いちご、すごいよあんた。遊歩君は慣れてたかもしれないけど

 初対面の男に説教してた。」


「あ、ホントだ。」

男性恐怖症は治ったみたい。


< 100 / 306 >

この作品をシェア

pagetop