Jelly Beans

しばらく眉間にしわを寄せてきいていたいちごちゃんが、


「　あのさ、

　樹くんだっけ、

　事情は知らないけど、

　あいつそんな話の分かんないやつじゃないと思う。

　身内だからあいつが頑張ってることだけは、わかる。

　色々あると思うけど。

　言いたいことはちゃんと話し合うべきなんじゃないの。

　３年が今頃合コンしてるなんて、

　練習とか、試合とかしてないの

　何か事情があるんでしょ？

　早く解決していい部にしてね。」


諭す口調で言い放った。


俺たちは何も言い返さなかった。


赤の他人にまでいやな想いをさせていったい俺たちは何をやっているんだ。



気まずい雰囲気の中


解散となった。


これを機会に俺たちは前進できるそんな予感もしていた。