Jelly Beans
口に出してしまってから

恥ずかしくなってあわあわしてしまったが、

モ-リが固まっていることに気がついた。





顔を見上げると真赤になって私をずっと見ていた。

「モ-り?。」

はあぁぁぁ

と大きなため息をついたあと、


「ほんとにいちごにはかなわないなあ。」


と照れ臭そうに笑った。



「俺も大好きだよいちご。」


目の前に影が覆ってきて

ぎゅうっと抱きしめられた。


「モ-リみんなが見てるよ。

 恥ずかしいよ。」


「見せてやれよ。

 離したくない。

 いちご、好きだよ」

















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