Jelly Beans
「いちごおれは付き離してるわけじゃなくて、、」


「うん、分かるよ、たぶん言いたいことは分かる。

 悲しいけど、それがモ-リなんだよね。

 あたしを縛ったりしない優しいモ-リだもん。」

 

聞き分けのない女の子と思われたくない。

 心配いらないよ。ていいたいけど

 でも、涙が溢れてしまって



「いちご、急がなくていいんだ、

 ゆっくり考えて。

 相談には乗るよ。

 泣かないで

 不安にならないで

 何処に居ても、

 何を選んでも

 君の心に寄り添いたいよ。

 今、君が欲しい答えをあげられなくてごめん

 大切なんだよいちご

 何よりも君の事が。」


モ-リが頭をそっと撫でて

呪文のように

言葉を降らせる。

その時が来たら、

あなたはあたしを手放そうとしているんだね。








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