Jelly Beans
手をつないだまま

歩いて帰った。


時々心配そうにあたしの顔を覗き込んで

泣いてないか確かめるモ-リ



ずっと一緒だと思っていた、。

ついこの間期限が無くなったはずのあたし達

モ-リと離れるのが怖くて泣いてたあたし。

好きにならないと気持ちを抑えてたあたし。

あの頃に戻ってしまうの?


「いちご。」


「ん?なに?」


「絶対一緒に登ろうなスカイツリー。」


「うん。あたしの夢にする。」


「小さい夢だな。」


「何言ってるの世界一高い塔なのよ。

 世界一大きい夢でしょ。」



一つでもモ-リと描く未来がもててうれしいよ。



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