Jelly Beans
「依、失礼だろ。

 ごめんこいつ悪気はなくて。」


「いや、こちらこそデートの邪魔しちゃって。」

「「いいんですよ~。」「チゲ-し。」」

クスッ

二人同時に反対の意味なこと言ってて、笑ってしまった。

『いや、まだ』
とさっき口ごもってたのを思い出した。

これからあるかもって事かあ。


「あ、そうだ、進路のことなんだけど、遊歩君はどうするの?」


「俺?端沢大学、サッカ-で行くつもり。」

「そうか、やりたいことで選ぶものだよね。」

「後は成績と、金だな。」

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