Jelly Beans
「し、してないよ。」

「ふ~ん。恋する乙女の顔だよね。

あ~パパ帰ったら大変だなあ、お気に入りの長い髪は切っちゃうし

彼氏ができたなんて言ったら。激怒するわね。

ねえ、いちご。」


『避妊だけはしてもらいなさいよ。』

「ママっ!!」

信じられないなんて母親なの。

顔が真っ赤になって、心臓がドキドキして落ち着かないじゃない。

「その様子だとまだみたいね。

鳴海さんも苦労するわね、子どもの相手で。」


「ママの馬鹿っ。」


「安心したわよ、大切にされてるのね、ママはあなたの味方よ頑張って。


 そうそう、パパに連絡したから飛んでくると思うわよ。」


「えっ嘘っ。」


パパはおじさんと共同経営で会社やってる。

今は中国に3か月ほど出張しているので、

家に居ないのだ。

パパは優しいけど、異常にあたしを溺愛している。


「モ-リ大丈夫かなあ。」







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