Jelly Beans
「いらっしゃいませ。」

「やあ、兄貴、会いたがっていたいちごだよ。」


「こんにちは、いちごちゃん。僕は守貴の兄の紫音(しおん)よろしくね。」

「お兄さん?いたのモ-リ。知らなかった。」

「言ってないからね。できれば会わせたくなかったし。」


「え~ひどいモーリったら~。」

「キモイやめて、だから会わせたくないんだよ。」

「キモイなんてひど~いモ-リィ。」

「ヤメロ」


ぷっ

二人の漫才みたいなやりとりは、兄弟なんだなあちしみじみ眺めた。

あはは、

「冗談はさておき、今日退院なんだって?大変だったね。

 これ退院祝い。あ.げ.る」

「わあ、マカロンですね嬉しいです。」

「あとこれも上げるよ。」

「ジェリービーンズ。」

「好き?」

「はい、大好きです。」

「これね、今企画中の製品。」


「ハ〇-ポッタ-にさ100味ビ-ンズって出てくるの知ってる?

 それ目指してるの。一粒ずつ味違うから感想聞かせて?」










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