Jelly Beans
「記憶がないのか?」

パパは、目を丸くしてあたしを見て


「大丈夫なのか?」

と心配そうに見る。

誰かに似てると思ったらモ-リの目だ。

心からあたしを愛して心配してくれている。

そんな目だ。


パパごめんでも、あたしはまだ切り札を手放せないの。

「平気、別に困らないし。」ツンとしながら答える

ほっとした顔して

「そっか、そっか」

といいながら、笑顔になって再び食べ始めた。

ママもうんうんと頷いて食事を始めた。

まあ、険悪ム-ドは無くなったかな。
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