Jelly Beans
「モ-リ。」

「これが全てなんだよいちご。辛くなったりしないで、


 おれの気持ちは全部いちごだから。


 思い出しても悩まないで。」


ずきずきする


いったいあたしは何を思い出せずにいるの、、、?


「思い出した方がいいの?」


「どちらでも、いちごであることには変わりないから。」


「うん。怖いけどあたしは知りたい。抜けているものがなんなのか。」


「うん。」




ゴホン


「パパ。」


「俺はみとめないからな。」


「あたしはモ-リ、守貴さんが好き。


 パパが、見捨てていったけど、


 あたしを引っ張り上げてくれたのは彼なの。


 認めてくれなくてもかまわない。」







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