Jelly Beans
一時間ぐらい気を失っていたらしい。


再び病院のベッドで目を覚ましたあたしに


モ-リはずっと付いていてくれたらしい。


「具合はどう?痛いところはある?」


「ん、大丈夫。でも、たぶん色んな記憶の隙間が埋まったみたい。」


「平気?」


「うん、昨日モ-リが話してくれたことがすべてなんでしょ。


 だから、大丈夫。悲しい気持ちも寂しい気持も皆ちゃんと収まった感じ?」


「つらくない?」


「モ-リ、あたしモ-リに会えて幸せだ。」


「かわいいな、いちご。」


あたしの手がモ-リの首に巻きついて。


モ-リがギュウっと抱きしめた。


ゴホン


あの場に居たみんなが困ったような顔して

入り口に立っていた。




「あ、あの、大変お騒がせしました。」


あたしの口をついて出た言葉だ。











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