Jelly Beans
「綺麗。」

光に透かしてみると、


キラキラと春の光をを反射して

雨上がりの桜の花みたい。


指輪には、中心に桜色の石が配置され周りをメレダイヤで囲まれている。


「給料3カ月分とかじゃないんだけど。

 これ見たらいちごに似合いそうだなって、

 衝動買いしちゃっって。」


「ありがとう。」


「プロポ-ズしたんだけど分ってる?」


「いつまで待っててくれる?」


「いつまででも、と言いたいとこだけど

 俺も歳だからな、、、、」


「じゃ、明日しようか?」


「えっ?」


「明日になったら高校卒業だもん。


 結婚しても誰も文句いわないよ。」


「いやいや、言うでしょ、家族とか、、、」


びっくり目のモ-リにあたしはモーリに飛びついて


「一日だって離れたくない!大好きなの。」


自分からキスした。









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