Jelly Beans
「全くいちごには驚かされるよ。」


モ-リは頭を掻きながら、

あたしのおでこをつっつく。


「駄目?」


「明日、迎えに行くよ。

 卒業式が終わったら一緒に市役所こう。」


「うん。」


「でも、その前にやらなくちゃならない事があるよ。

いちご、お義父さんの視線が痛いよ。」


パパが石のように固まって、


モ-リを睨んでいた。







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