Jelly Beans
守貴SIDE**********


いちごの卒業祝い何か買ってあげたいと


ショッピングモ-ルへと足を運ぶ。


いちごはなんでもきっと喜んでくれる。


いちごの笑顔を浮かべて、フフッと笑いが漏れる。


ジュエリ-ショップの前で足が止まる。


淡いピンクのハ-ト型のモチ-フの付いたネックレス。


いちごのちょっと日に焼けた胸元にに揺れるのを想像した。


きっと似合うだろう。



「贈りものですか?」

「はい、卒業祝いに。」


「素敵ですね。お揃いで指輪もありますよ。

 でも、こちらはプラチナで、

 クオリティの高いピンクダイヤ使ってるので

 少し値段がはってしまうから、

 卒業祝いには向かないですかね。

 婚約指輪向けですね。

 やはり、ネックレスの方が、、」


「指輪にします。」


販売員の人にそう告げると、


少し驚いた顔をし、


「刻印のサ-ビスがございますが、いかがですか?」


とメモをだしながら俺の言葉を待った。












< 243 / 306 >

この作品をシェア

pagetop