Jelly Beans
「パパってばそんなに怒らないでよ。」


あの後、皆にあたし達が明日籍を入れて正式に結婚したいと告げた。

パパは『絶対許さない』と駄々をこねて

パ-ティはなんとなく気まずい雰囲気でお開きになった。

そして、皆を見送ってからモ-リとあたしで機嫌をとっているところだ。


「パパだってモ-リのこと許してくれてたじゃない。」


「つき合うのと結婚とは話が違う。

 大体、いちごはこれから大学に入るんじゃないか。

 結婚はまだ、早いだろ。」


「いつならいいの?」


「大学卒業して勤めてからで充分だろ。」


「だって、モ-リは29なんだよ。

あたしが卒業するまったら、33歳だよ。

その間に振られちゃったらパパ責任とれるの?」


「そのくらいは今は普通だろ、鳴海君?」


「は、はいそうですね。」

「子どもができたらどうするのよ!!」


「できたのか?」


「そうじゃないけど、、、パパ、孫要らないの?」


「ま、孫?」


「そうよ!!結婚すればそういう可能性だってあるでしょ。」
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