Jelly Beans

「いちご！！結婚するの？」


「うん、今日籍入れちゃうんだ。」


「早くない？そんなに急がなくったって。」


「まあ、そうなんだけど、同じするなら早い方が面倒じゃないから。

　大学も入る段階からの方が変更する手間減るし、

　住むところとかもあたしの大学のなるべく近いところにしてくれるから。」


「いいように丸めこまれてるんじゃあないの？モ－リに。」


「そうかもね～。でもいいの一緒にいたいんだもん。」


「は-そうなのごちそう様。あ、そうだあたし遊歩と付き合うことにした。」


「えっそうなの？」


「あいつ、あんたの事好きでしょうがないみたいだから、

　ちょっと面倒見てあげてたのよ。そしたら、昨日告って来たから、

　『遅い！！』って怒鳴りつけてやったよ。」


「？それって、どういう？」


「だから、あたしが好きになったんだって。」


「わ～ホントに！！よかったね～。」



『卒業生入場だって。』


あたし達は列になって体育館へと歩を進める。


高校最後のセレモニ－な参加するために。