Jelly Beans
新婚旅行は行けないから、
今夜はホテルにお泊り。
窓から見える絶景に、感嘆の声をあげた。
「あ、スカイツリ-だあ!!」
「気に入ってくれたお姫様。」
「うん、嬉しい。」
「夕御飯もいっぱい食べたしね~。」
「だって、披露宴食事全然食べられなかったから。」
「あたし、あのお客さもに渡したプレゼントも欲しかったなあ。」
「ジェリ-ビ-ンズ?」
「そう、紫音さんの手作りの。」
「そういえば、前貰ったの全部食べたの?」
「もちろん、傑作だったよ。塩味とか、みたらし味とか、トウガラシ味とか
普通じゃないのもいっぱいあって、のどあめ味はげろまずだったなあ!!」
「とんでもないもの配っちゃったかなあ。」
「いいんじゃない。楽しくて。」
「兄貴ついに100味作ったらしいよ。」
「きゃ-それはすごいよ。あとで譲ってもらおう!!
紫音さんの作るジェリ-ビ-ンズ食べながら、
人生ってこういうんだろうなって思ったよ。
一見おいしそうなのに辛かったり、
見た目はいまいちなのに味わい深かったり、
その時は何でもなかったけど、無性に欲しくなったり。
感じ方も人によって違うし、考えも違う。
金子みすずだっけ
『みんな違ってみんないい』ってね。」
今夜はホテルにお泊り。
窓から見える絶景に、感嘆の声をあげた。
「あ、スカイツリ-だあ!!」
「気に入ってくれたお姫様。」
「うん、嬉しい。」
「夕御飯もいっぱい食べたしね~。」
「だって、披露宴食事全然食べられなかったから。」
「あたし、あのお客さもに渡したプレゼントも欲しかったなあ。」
「ジェリ-ビ-ンズ?」
「そう、紫音さんの手作りの。」
「そういえば、前貰ったの全部食べたの?」
「もちろん、傑作だったよ。塩味とか、みたらし味とか、トウガラシ味とか
普通じゃないのもいっぱいあって、のどあめ味はげろまずだったなあ!!」
「とんでもないもの配っちゃったかなあ。」
「いいんじゃない。楽しくて。」
「兄貴ついに100味作ったらしいよ。」
「きゃ-それはすごいよ。あとで譲ってもらおう!!
紫音さんの作るジェリ-ビ-ンズ食べながら、
人生ってこういうんだろうなって思ったよ。
一見おいしそうなのに辛かったり、
見た目はいまいちなのに味わい深かったり、
その時は何でもなかったけど、無性に欲しくなったり。
感じ方も人によって違うし、考えも違う。
金子みすずだっけ
『みんな違ってみんないい』ってね。」