Jelly Beans
「旦那さん何してんの?」

「買い物してる時あたしがうろつきすぎちゃって、、、」

「携帯ないの?」

「あ?そうだった、バッグの中に。わ~電源切ってた。えっと、、

わわ、、着信イッパイ、、、あっ!!」

♪♪♪~モ-リからだ


「モ-リ、わ~んごめん迷子になっちゃった。ここ?分かんない~!!」

「ちょっと替って。」

この正体不明の男の子が携帯を私から奪って、


「そこはどこですか?ああ、はい連れて行きますから。じゃ、」


「ちょっと勝手に切らないで。」


「連れてってやるよ旦那さんのとこ。ほら。」

差し出された手をおずおずと掴もうとすると


グッと強く握って引っ張られる。

カラフルな街並みを

ぐんぐん、引っ張られながら現実感ない感覚があたしを包む

まるで映画の一場面のような、

きゅんっ

なんだなんだ?この感覚。







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