Jelly Beans
「あたしのパパが副社長だから、その気になったら会社の方に連絡して。

 話し通しておくから、期待してる。」

「分かった。」

出会いは色んなところに用意されている。

あたし達の出会いは、

きっと運命だった。

きっとまた会おうと約束して

別れた。

遥火君がこの後あたし達にとって重要な存在になるんだけど、

それはまた、違う話。

こうして、その日は過ぎていき、

その夜

ちょっぴりヤキモチ焼いたらしいモ-リが

あたしをめちゃくちゃ愛して、

眠らせてもらえなくて二人で寝坊して

瑞希ちゃんに大目玉食らった。


そして、サンフランシスコを後にした。


さあ、いよいよ、ロンドン。


あたしの子ども時代に大きく影響を落とした思い出の地へと向かう。


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