Jelly Beans
「ただいま~。」
「あ、瀧おかえり。」
「瀧君おじゃましてます。」
瀧はふんっと鼻で息をしてから、
「お邪魔だったか?」
と私の頭を軽く叩いた。
「うるさいな~叩くなっ。」
「へー、うなぎなの?」
「うん、ちょっと貰いものしてね。」
「男を家連れ込んでうなぎ食わせようなんて、
ねえちゃん、、、やる気満々だね。」
「へ?」
「はあ、そういう気なんじゃないの?」
「どういう気?」
「ねえちゃん、俺は彼氏に同情するね。
鳴海さんだっけ、こんな天然でいいの?」
モ-リは力なくはははと笑う。
時々、瀧はあたしを子ども扱いする。
「訳わかんないっ、食べないの?」
「あ。食う食う、腹減った^。」