Jelly Beans
しばらく忘れていた、

視線、干渉

でも

負けたくない

隠されて否定される自分を

背負って歩くのは

悲しすぎるから。

アッキーのように

胸を張って自分の意見が言える人間になりたい。

その思いがあたしの顔を上げていた。





「高校生活に入ってすぐに気が付いてよかったね。

あたし、あなたが気にいったわ。いちごって呼ぶね。」

きっと、あたしが迷ったらきっと叱ってくれる。力強い味方だ。


「あたしはなんて呼べばいいかな?」


「アッキ-て呼んで。」




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