SWIMMING*SCHOOL
「軸になる腕は伸ばして。」
私の左腕が受動的に伸びる。
梶・原・コ・ー・チ・が・伸・ば・し・て・る・ー!!
梶原コーチが私の左手首を優しく握ってまっす!!
「あっはい…。」
火照ってるよ!?
顔も左手首も火照ってるよ!
はやくプール入りたーい!
ほてっ火照ってるよー布袋◯泰だよー…。
私の思考はもはや使い物にならないくらいぐちゃぐちゃで、ゼ◯ガメよりも高速スピンしている。
私の脳みそはゼラチンで固められただけのゼリー状のぷるんぷるんしたやつでできてるんだ、多分。
昔からそうだった。
頭悪くて,何も考えてなくて、体が勝手に動いて突っ走ってっちゃうような運動馬鹿だった。