SWIMMING*SCHOOL

どうなるもこうなるも、、、

もうこうなったら、ひたすらクロールッ!!!


軸じゃないほうの右腕が、水をかいていないと気が済まないってくらいのスピードで空気をかく。


すると、その右手首でさえもイケメンにがしっとつかまれる。


「水をかくときは、こう。ここまでかくんだ。分かった?」


イケメンは私の左腕を伸ばしたまま、右腕を水をかくように動かす。


その瞬間、ぼふっと音が出そうなほどの勢いで顔から蒸気が一気にでた気がする。


だって、状況はどうであれ、イケメンが自分に覆い被さってるんだよっ!!?



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