SWIMMING*SCHOOL
「もう、いいからほら、けのびやるぞ」
まあ最終的には、水泳なんだなあ。
と、ちょっといじけてみる。
私は水泳をやらなければ梶原コーチには出会えなかったわけで、
水泳の練習をするときでしか梶原コーチに会えないわけで、
私がドキドキしようがギクッとしようがキュンキュンしようが、
結局水泳の練習は続くんだ。
何がいいたいのか、何を悩んでるのか全然自分でも分からないけど、
ひとつ言えるのは、私は大嫌いな水泳に感謝してるってこと。
「基本、バタ足も息継ぎもなし。
抵抗を減らすために、潜ってからできるだけ低い位置の壁をおもいきり蹴って、
あとは苦しくなるまで伸びるだけだ」