もう一度
(あれから…何年だろう)
俺は学園のベンチに座りながら考えていた…。

『ゆずる!』…『和哉?』 こいつは俺の幼なじみの橋川和哉。

『どうしたんだ?和哉!』
『どうしたんだ?じゃないだろう!』
和哉は呆れた顔で俺を見て来た。
『今日は、ナイツに新しいメンバーが来る予定だからって言ってたじゃんか!』

『そうなのか?』

ナイツとは俺達が入ってる部活の様なもので、そのメンバー名がナイツと言う。

『ゆずる…大丈夫か?お前最近…顔色悪いぞ?』
和哉は俺の事をいつも心配してくれている。

『気にしすぎだ!和哉』
『気にするだろう!』

和哉は俺にそう言って手を掴んで来た。

『和哉?』
『行くぞ、ゆずる!』

そう言ってナイツのメンバーがいるクラスに向かった。
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