FINAL STAG ~ in ファミレス ~ Are You Ready?
「と、智君!何で!?」
「あたしがメールした。」
彼女から電話が来た時、なんとなーくイイ話じゃない事ぐらい察しが出来た。
予想通りだったけど。
「何?呼んだらマズかった訳?」
困惑した彼女を苛めようなんて気は更々ない。
「優しいと優柔不断は紙一重だと思う。そんな男に惚れたあたしもバカだけど、あんたもとことんバカだよ。」
「み、美奈子!」
更に泣き出した彼女を見て、あたしの言葉を遮ろうと智幸は懸命だけど、
「ってか、あんただよ!」
「てっ!!」
未だにワタワタ突っ立ってる智幸の頭を叩いた。
「あんたが悪い。中途半端にしやがって。いい加減にしな!関係無いあたしを巻き込みやがって!!」