にばんのしあわせ
‐第一章‐
カケタアイ
いつも側で笑ってくれていた
あいつに彼女ができた
「奈々(ナナ)〜俺、脱!非リア充」
「良かったね」
「お前ともこれまでやな〜」
「……あはは…」
「じゃ、ばいばーい」
そう言いながら授業終了のチャイムが
鳴ったと同時に席を立つ彼
「透(トオル)…」
私の頬に一筋の涙が溢れた
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カケタアイ