にばんのしあわせ





ロビーのソファーに座り込む透


「…透!」


「ん?」


「彼女さん…どうしはったん?」


「…熱だしたらしくて帰りよった」


「そうなんや…」


落ち込んだように私も振る舞った


けど心の中では喜んでいる自分がいた


恥ずかしくなって情けなかった






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