仮面を被ったアイツ◎(仮)

──────
───



PM07:00


私は丁度、"彼氏"といた。

というか、駅前のカフェに呼び出された。



──そう、この時は "彼氏"だった。



「あっ!」


「ああ、愛莉ちゃん。呼び出して悪いね」



私はいつもの笑顔で手を振る。



「ううん。久々に一樹<イツキ>さんに会えて嬉しい!」



「僕も愛莉ちゃんに会えて嬉しいよ。ここんとこ仕事がたてこんでてね。会えずにいてごめんね?」



一樹さんは眉を下げて謝る。ああ、今日もかっこいいな。




< 30 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop