コーヒーに、ひとかけら
不意に、陰る視界。


マグカップから口を離して見上げると、




チュッ…




ヤツの顔が、ドアップ。




…またしてもかっ!?


当然、パニクる私。


「んぅっ…、んんっ!!」




濃密に絡まる唇に、…ほろ苦いコーヒーの味がした。
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